シクラメンのかほり
週間はてなブログで拙ブログを紹介していただき、放置を反省しましたので早速更新します。
でもま、「お気楽グリーンライフ」ですから緩さは忘れずに。
何度か書いていますが原種が好きです。
改良は「良」だけあって花が大きく美しくなったり、丈夫になったり、良いところを伸ばしましょう、と言うのは努力のたまものです。素晴らしい。
でも、「目的」とか「意図」を感じてしまうのがどうにも息苦しいのです。
花が小さくても地味でもいい。
原種の「好き勝手やってます」感が私には魅力です。
さてシクラメン
日本人ってシクラメン好きですよね。
シクラメンと言えば、寒くなると母が大きな鉢を買ってきては次のシーズンに持ち越せずにいつの間にか居なくなり、また冬になるとやってくるヤツ。
私のイメージはそんなのでした。
育てるのが難しい植物という印象と、逆さチューリップみたいな花をあまり美しいとは思わなかったので興味が無かったのですが、40歳を過ぎてから好きになりました。
きっかけは特にありません。と、思います(何か忘れているのだろうか?)。
原種が好きと言っておきながら何ですが「江戸ノ青」という品種がすごーく綺麗です(欲しいです)。
シクラメンって主に地中海地方原産なんですよ、知ってました?
改良品種は特にオリエンタルな感じがしますけれども、ギリシャ神話の神々が摘み取ったりしていた花なんですね!(妄想)
シクラメンの園芸品種は山のようにあり、昔は大きな鉢に植えられているものしか見なかったように思いますが、現在は日本の狭小住宅に合わせた小さな鉢に小型の花がこんもりと咲く「ガーデンシクラメン」なるものが一鉢300円前後で販売されています。
安い、、、
思わず買ってしまいますよね。
私も去年うっかり濃いマゼンダカラーのものを「原種しか育てないんじゃ無いのかっ」と自らに突っ込みを入れながら買ってしまいました(写真無し)。
しかしやっぱり原種も欲しい育ててみたいですよね。
それでネットショップで3種買ってみたのですが、買った時期が良くなかったのか苗が小さいからなのかヘロヘロで、新しい鉢に植え替えるかどうか迷っているうちに全部枯れてしまいました(!)
ガーデンシクラメンは比較的長く咲いて、花が終わってからも元気そうでしたが、本格的な夏に突入する頃にはやはり地上部には枯れ葉しか無い状態でした。
それで、プラ鉢のまま夏の間は放置していて、ごくたまに「多分枯れて(死んで)いるんだろうけど、万が一生きているかもしれないし」と水をかけたりしておりました。
本当のところ1%も期待していなかったのですが、9月半ば頃、鉢から何か生えているではないですか!
しかも原種3鉢全てからです!!
生きてたー!!!
生きてました。
あらためてウィキペディアで確認したところ、
球根は茎が肥大したもので分球せず、表皮がコルク状で乾燥によく耐え
だそうです。
ja.wikipedia.org
ガーデンシクラメンはどうかと言えば、全くの音沙汰無しでしたが、原種に遅れること約一ヶ月、新芽が出てきました!
原種のうち2種(リバノチカム、インタミナタム)は葉が出ていますが、シプリアムはいきなり花芽です。
このシプリアムがとーっても良い香り。
毎朝「これがあのシクラメンのかほり、、、」と思いながらクンクンしています。
今年はもう少し勉強して育てていこうと思う!